英語の不安を取り除き、納得のいくオンライン英会話を選んでいただくために、筆者の英会話習得や英会話講師経験に基づいて、アドバイスをさせていただきます。
オンライン英会話の不安
オンラインで英会話の学習をはじめようと考えている皆さんの中には、
- オンライン英会話で本当に英会話が上達するのか」
- 何を基準に選んだら良いのかわからない
といったような不安を抱えている人も多いと思います。
英会話を勉強する目的をはっきりさせる
まず初めに、「英会話を習得する目的」を明確にしましょう。
これは、通学でもスカイプを使うオンライン英会話でも、どちらのタイプでも共通にして言えます
オンライン英会話では、モチベーションの維持と自己管理が重要になりますので、目的を明確にする必要があります。
- 海外旅行で英語で会話をして不便なく楽しく旅行したい
- 仕事で海外の取引先と英語のメールや電話でのコミュニケーションが取れるようになりたい
- 海外留学をするためにTOEFLやIELTS等で所定のスコアを突破したい
- 入試や就職、昇進、昇格に向けて、TOEICや英検の受験対策がしたい
- 留学や駐在に向けて日常の生活が困らないくらいの英会話力を身に着けたい
などなど英語を勉強する目的は人それぞれです。
オンライン英会話で達成したい目標を決める
その次に、「目標」を定めます。「いつ」までに「何を達成したいのか」。
わかりやすいTOEICの獲得点数と時期
達成する目標は数字であることがわかりやすくモチベーションに繋がります。
例えば3ヶ月後までに、TOEIC 600点をクリアする
達成する期間がわかれば、勉強のスケジュールがたてられます。点数がはっきりしていれば、模擬テストでドコがダメでどうすればいいのかわかります。
目標を立てることで自分の英語力の強み弱みがわかる
ご自分のレベルと、強みと弱みを把握しておくことも大事です。
特にスピーキングにおいては、話したいけれど単語がすぐにでてこない。
書けばわかるけど、発音になると通じるか不安で躊躇してしまう。
これらは、もちろん、英語で話す機会が増えてくればある程度は解消されますが、効果を上げるためには、ご自分で語彙を増やす、または、シャドウィングをする、というような自主学習を継続することをお勧めします。
オンライン英会話を選び方は条件を書く
それでは、数ある「オンライン英会話」の中から、ご自分に合ったものを探し出す手段として、オンライン英会話に求める「条件」を書き出しておくことをお勧めします。
優先順位もあればそれも書いておきましょう。
例えば、レッスンの提供時間は24時間、TOEIC受験プランあり、というような感じです。
オンライン英会話を比較する時に確認していただきたい条件とは
講師(国籍、英語教授・指導経験、教授資格の有無等)
オンライン英会話では英語圏出身の人よりも、フィリピンやセルビア等の出身の人が多いです。
最近の英語試験では、英語圏のネイティブだけでなく、第2か国語のスピーカーも登場します。
現地で生活、就業していればよくあることなので、慣れておくのもいいかもしれませんね。
筆者の場合は、大学も仕事もアメリカがメインで、たまに取引先がアジアということが多かったです。いろんな英語を聞いておくのもいいと思います。
1セッション当たりのレッスン時間と回数
1セッションは大体25~50分位で、週に1回~毎日あるものもあります。
テキストに合わせた会話がメインであれば、20~30分でも十分ですが、英文の添削やプレゼンの練習をみてもらうのであれば、長めの50分くらいの方がいいかもしれませんね。
レッスン提供時間(営業時間)
オンライン英会話のメリットの1つです。通常のスクールに比べ提供時間が長く、中には24時間対応のものもあり、個人のライフスタイルに合わせて無理なく選べます。
英会話のレッスン内容
内容が個人の目的に合っているかどうかで達成度やモチベーションが左右されます。
例えば、各種試験対策コースがあるとか、または、個人の要望に合わせてレッスンやテキスト内容を変更(調整)してもらえるのかどうかかなど、一目でわからなければ、メール等で問い合わせをして確認しましょう。
- ビジネス英会話と言っても、挨拶や日常会話程度を目指す
- 英語でのプレゼンや質疑応答ができるくらいを目指す
などによっても、レッスンの内容やテキストも変わってきます。
前者であれば、一般的なビジネス英会話レッスンでいいかと思いますが、後者であれば、プレゼン資料の英文添削、効果的な発表の練習をしてもらえるような、ある程度、柔軟に対応してもらえるところがおすすめです。
レッスン体系
マンツーマンのみ、またはマンツーマンとグループレッスンのコンビネーションを選べるところがあります。各自の好みや取扱内容に合わせて選んでください。
使用英語教材
自社のテキストを使用するのか、それとも市販のテキストを使用するのか、またはテキストが存在しないのか等、事前に確認しましょう。
レベルが上がってくれば、現地の新聞やニュースを使用するところもでてきます。
料金プラン
入会金、月額、テキスト代、その他
料金は比較的低いものが多く、メリットの1つでもあります。入会金やテキスト代にはサイト毎に差がありますので、きちんと把握しておきましょう。
無料体験レッスンがあるオンライン英会話を選ぶ
最後に、どこの「オンライン英会話」にするか決める前には、必ず、無料レッスンを体験しましょう。
どんなに条件が合っていても、講師のあたり外れや、サイトの使い易さ、テキストが自分のレベルに合わない等、実際にやってみないとわからないことがあります。
「英会話を習得」するには、継続が必要です。オンライン英会話では、講師とマンツーマンのことが多いので、まさに自分との闘いです。
反対に自己管理能力を向上させることもできます。GO FOR IT!